タマホーム

タマホームで建てて良かったこと5選&悪かったこと2選

 

とにかく失敗だけはしたくない!

家づくりは誰もが初めてのことです。

ネットを見ていると、そこかしこで失敗したとか、〇〇で建てて大後悔!みたいな記事があります。

言うまでもなく何千万もする買い物ですから、うっかり落とし穴にはまらないように沢山の情報を調べてみましょう。

この記事ではタマホームで家を建てて、実際に生活をしてみた感想からとくにポイントとなるものを選んで紹介します。

※なお、こちらで紹介する情報はわが家を建てた時のものです。くわしくはタマホームまでお問合せください。

良かったこと5選

①価格

タマの魅力と言えば何といっても『価格』です。

建物の本体価格を坪数(3.3㎡)で割った金額を【坪単価】と言いますが、通常のハウスメーカーの価格帯がおおむね坪単価70万~80万かかるところ、タマの場合はスタンダードモデルが40万円~60万円と非常に安い価格となっています。

そのために銀行で組む住宅ローンの総額が抑えられ、毎月の返済がかなり楽になります。

我が家は36.64坪の4LDKを坪単価約41万円で建てたので家本体に関しては税込1500万程度でした。

 

33坪の家を建てた場合の比較

・タマホーム 1320万円

・通常のハウスメーカー 1980万円

→差額 660万円 (税抜)

 

②品質

 

次は品質に関して。

どんなに安くても、家の性能が悪くては意味がありません。

ローコスト住宅といえば、まさに『建てて後悔した』というパターンがこれです。

 

例えば、

・思っていたよりも断熱性能が悪くて冬は寒くて夏は暑い

・建具や内装が安っぽい

・メンテナンスに莫大な費用がかかる

とかが代表的なものになります。

 

助手
助手
建ててからでは遅いのであらかじめ覚えておきましょう! 
モック
モック
とくにメンテナンスに関しては怖い口コミもあるので最後まで見てね!

断熱性能

 

わたしが建てたタマホーム『大安心の家』は壁と天井にグラスウール、床にポリスチレンフォームの断熱材を使っており、国が定める税金等の優遇措置である長期優良住宅の断熱等性能が『等級5』の基準を満たしています。

うちは信州の中でも夏はかなり暑く、冬は雪が積もる地域に住んでいますが、エアコンだけで快適に過ごせます。

家自体の断熱性能が高いことで外の気温にそれほど影響を受けづらく、そんなに電気代もかかりません。大体、月1~2万程度です。

暖房に関しては、家じゅうに床断熱を採用したせいで、ひと月の電気料金が8万円!なんて話も珍しくありません。

住みやすさを追求するのは大切です。

ですがランニングコストが莫大になってしまい、毎月かかる生活費が重くなってしまうのは考え物ですね。

 

水回り(キッチン、お風呂、トイレ)

 

水回りは数社のメーカー製品から、いわゆるスタンダードなモデルから選ぶことができます。

我が家はキッチンをクリナップ、お風呂とトイレをTOTOにしました。

キッチンはリクシル・タカラスタンダード・エイダイそしてクリナップから選ぶのですが、クリナップ製のキッチン『STEDIA(ステディア)』は唯一、作業スペースとなる天板部分がステンレスとなっています。

 

うちは夫婦ともに飲食店で働いていた経験があるため、剛性と耐久力に優れたステンレスにとくに惹かれました。

あとは、ほぼ自動でレンジフードを掃除してくれる『洗エールレンジフード』L字型に水が抜けてくれる『流レールシンク』の便利さが光っていました。

感想としては、とにかく清潔で使いやすいです。

ステンレス天板は丈夫で小傷なども目立たず、ガシガシ料理をして何かこぼしたりしても、サッと拭いて終わり。

料理のごみもすべて排水溝の網にでとらえてくれるので、三角コーナーとあわせて使って、生ごみはまとめてPanasonicの生ごみ処理機にポン!

軽くゆすいだお皿類も食洗器に入れてスイッチひとつであとは乾燥までやってくれます。

オール電化のIHコンロ(3口)は、使い勝手が良く、掃除が非常に簡単です。

これらがオプション料金なしで選べるとか、コスパ良すぎですね。

 

お風呂はTOTOの『sazana(サザナ)』。

パナソニックも選べますが、LED照明の形が特徴的過ぎて対象外でした。

 

節水とリラックスを両立する『ゆるリラ浴槽』はお湯を入れてから4時間も暖かさが逃げません。

我が家では夕方に高齢の母、夕食後に妻と子供、そしてわたしの順番にお風呂を使います。

浴槽内のお湯がかなり高い温度で保温されるのは本当にありがたいです。

少し入るのが遅い時間になっても追い炊きですぐに温まるのは助かりますね。

あとはエコキュートと連動しているので電気代が2重に節約できるのも◎。

他にも身長170cmのわたしが足を伸ばして入れる浴槽サイズ、オプションでしたがクッション素材でしかも乾きやすい『ほっカラリ床』は特筆ものの性能です。

 

 

トイレは1階がセンサー式のタンクレストイレと、標準仕様で2階にタンク式トイレが付きます。こちらもTOTO製です。

やはりトイレと言えばTOTO、使用感は本当にいいと思います。

1階部には独立した手洗い水栓もついているので、これも便利ですね。

 

③オール電化&エコキュート

 

オール電化は一言でいうと、家じゅうのすべてのものを電気だけで動かす仕組みです。

料理をするコンロや風呂のお湯も全部電気で温めます。

一般的に料理はガスコンロで作る方が楽なのですが、高齢の母が料理をするさいに火災トラブルを起こさないようにIH式コンロにしました。

母はタッチパネル操作もすぐに覚えてくれたので、とくに不自由なく過ごしています。

そして、やはりというか、相撲の時間や煮物を煮るだけの時間はコンロから目を離している場面があるので、直接火を使わないオール電化は安心です。

あとIH式の場合、コンロがまっ平のスベスベなので掃除がかなり楽です。

電磁波が体に良くない…という話も聞きますが、あらかじめ調べたらIH式コンロの場合は真上に向かってタテに発生するため料理の作り手には問題ないそうです。

 

エコキュートに関しては、簡単に言ってしまうと建物の外に大きな貯水槽を置いておき、家の炊事やお風呂で使うお湯をためておくシステムです。

何百リットルというお湯を夜中の電気が安い時間帯に一気に沸かして、魔法瓶のような入れ物で保管、日中の使用する場面で使っていきます。

電力会社との契約も夜の時間帯に安いプランにしておけば2重にお得です。

電気代やガス代が高騰している時代には心強い装備と言えます。

 

④自由設計・注文住宅

 

 

ローコスト住宅といえば、そもそも間取りが決まっていることがほとんど。

タマホームは『自由設計・注文住宅』をうたっており、オーダーメイドのスーツのように自分に合わせた注文をすることが出来ます。

間取りやレイアウトに関しては構造上の問題さえなければこちらの希望どおりに作ってくれるので、これは本当にありがたいシステムですね。

あらかじめ決まった形から選ぶのも良いですが、ご夫婦のこだわりを詰め込んだ家にしたいのなら、ぜひチャレンジしてみましょう。

なおタマホームの商品ラインナップには『シフクの家』というものがあり、これが従来のローコスト住宅のイメージ通りの販売方法になっています。

 

⑤頼れる社員スタッフ

 

タマホームの営業さんは比較的、20代の若い方が多いように感じました。

フレッシュな感じがする一方で少し頼りないのでは、と思う人もいるかもしれません。

我が家の場合、入社2年目の女性のかたが担当となったのですが、サポートとしてベテランの店長(設計士の資格持ち)が毎回一緒に同席してサポートしてもらえることになりました。

タマホームの仕組みの代表的なものとして、営業スタッフがお客さんと間取りを提案&交渉するというものがあります。

これが比較サイトなどではタマホームのいまいちな所として書かれることがあります。

実際には若手社員に任せっきりにせず、しっかりと対応してもらえたのでとくに心配もなく打ち合わせを進めることが出来ました。

よほどこったデザインにしたいという要望がない限りは問題はなさそうですが、そういう人は最初からローコストのメーカーを選ばない方が得策でしょう。

あくまでコスパ重視の人におすすめのハウスメーカーですので。

また若い社員スタッフには若いかたならではの提案などもあり、決してマイナスなどではありませんでした。

 

悪かったこと2選

 

基礎工事後の砂利がそのままだったこと

 

『基礎』というのは家の底の部分を支えるコンクリートのことです。

まずは土地の建設する場所の土を掘り起こして、そこに木材の型枠を設置してコンクリートを流し込み、それが家の土台となります。

この作業をするタイミングで家の周囲に砂利を敷きます。

今後、建設用の車両を入れて作業をするのに土のままだと建物が汚れたりするためで、工事後にこの砂利は回収して処分されるはずでした。

それが待てど暮らせどそのまま、結局はだいぶたってこちらから「工事用の砂利はいつ頃に回収されますか」と聞いたところ、土木工事の下請け会社が取りのぞくのを忘れていたとのことでした。

量もさほどではないし、この下請け会社には外構(庭部分)のほうでかなり値引き対応をしてもらっていたので仕方ないといった感じでクレームにはしませんでした。

多くの現場を忙しく渡り歩くシステムゆえの凡ミスとでも考えると、もっと致命的なことではなくて良かったと思っています。

 

いらなかった装備

 

いざ暮らしてみて「これは失敗だったかも」と思ったのは、建物北側の窓でした。

大安心の家はかなり暖かいのは間違いないのですが、冬場は窓からどうしても冷気が伝わってきます。

とくにわが家は道路が北側にあるため家の見栄えとして窓をいくつか配置してあります。

それでも極力、日照のない北側には小さな窓を気持ちだけ作れば良かったかなと。

窓を減らすとその分、安くもなりますし。

 

打ち合わせの段階では、断熱に関して営業さんも強気だったので、こちらも過信してしまったかなと思います。

それでも当然、普通の賃貸の家よりははるかに暖かいんですけど。

デザイン的にちょっと寂しくなるかもですが、寒がりな方は参考までに。